ns-3上へのシミュレーションシナリオの実装

ns-3のモデルを利用してシミュレーションをするためには、シミュレーションシナリオを記述したファイルを作成・実装する必要があります。

シミュレーションシナリオの実装方法

ns-3ではシミュレーションシナリオを記載したファイルを「scratch」フォルダの配下に置くことが推奨されています。scratch上にシミュレーションシナリオを作成・実装する方法を説明します。

scratch上にシミュレーションシナリオを配置する方法

  1. 「scratch/ファイル名.cc」を作成
  2. 下記コマンドを利用してシミュレーションを実行
    ./waf --run "ファイル名"

scratch上にシミュレーションシナリオを配置して実行する例

  1. 下記ファイルをダウンロード
  2. 以下のコマンドを実行してシミュレーションを実行
    ./waf --run "my-simulator"

scratch上にサブディレクトリを作成してシミュレーションシナリオを配置する方法

  1. 「scratch/フォルダ名」を作成
  2. 「scratch/フォルダ名」の配下にアプリケーションファイルやシミュレーションシナリオのファイルを配置
  3. 「scratch/フォルダ名」の配下に「wscript」を配置して以下を記述
    import wutils
    import os
    import Options
    def options(opt):
             (「scratch/フォルダ名」以下に配置したファイルをスペース(' ')区切りで記述)
    
  4. 「scratch/フォルダ名」の配下に「waf」を配置して以下を記述
    exec "`dirname "$0"`"/../../waf "$@"
    
  5. 以下のコマンドを実行してシミュレーションを実行
    ./waf --run "フォルダ名"

scratch上にサブディレクトリを作成してシミュレーションシナリオを配置して実行する例

  1. 下記ファイルをダウンロード
  2. ダウンロードしたmySimフォルダをscratchの配下に配置
  3. 以下のコマンドを実行してシミュレーションを実行
    ./waf --run "mySim"
  4. wscriptの内容
    import wutils
    import os
    import Options
    
    def options(opt):
              (my-simulator.cc my-app.cc my-app.h)
    

添付ファイル: filemySim.zip 1954件 [詳細] filemy-simulator.cc 2348件 [詳細]

  添付編集
Last-modified: 2014-12-30 (火) 08:25:48 (3615d)